【パニック障害】急行電車に乗って娘と遠出できました
40代 女性 日野市
こんにちは。セルフカウンセリングをしているといろんな自分の思い込みに気づくようになります。客観性をもって自分を観察できることで感情的でかわいそうな自分と距離が取れますよ。段々と変わってきている自分に気が付いた出来事を書かせてもらいますね。
「楽しんではいけない」という思い込み(ドライバーとも言います)が強くあるのを先日気づく出来事がありました。オリンピックを見ている時、「楽しんできます」と言っていた選手がいました。
信じられない。楽しむなんて軽薄だ。
以前から変わらずそう思ってしまう自分がいます。心の底で「楽しむって?信じられない」「真剣さが感じられない」と思っています。その時、気が付きました。自分は「楽しんではいけない」「真剣に悲壮感漂わせて深刻にやらないと認めてもらえない」というドライバーが強いんだと。これは父親が良く言っていた言葉。父はいつも深刻に真剣にやらないといけないと暗ーい表情で常に言っていました。それに影響されていたんだなと改めて感じました。
今、深刻に考えるドライバーを軽くしている最中です。「私は真剣に楽しく物事に取り組める」と常に自分を励ましています。今後もずっと続けていきます。あなたはどんなドライバーがありますか?どうぞ自分をもっとゆるめてあげてくださいね。自分をゆるめると恋人や家族にもっともっと優しくなれますよ。
さて、本題に入ります。今日はMさんが書いてくれました文章を紹介します。Mさんは、高校生の時から急な不安感や息苦しさがありました。数年前に結婚、出産。産後に電車に乗れないなどの症状を解消するためにおかべに来てくれました。
どうしても急行列車に怖くて乗れない
私は高校生の時から、なんとなく息苦しい時期が続いていました。首もどうしてなのかわからないけれど痛かったり肩が凝っていたりしていました。若いのに、とか運動不足とか言われていました。が何をしても解消しないので仕方がないのかな?と思っていました。
結婚、出産をしてからまた以前のような息苦しさがひどくなってきました。心臓がどきどきしてしまい、腕がしびれたりひどいと腕が硬直してしまったりして肩も凝っていました。子育てをしながらそんな状態になるので全く余裕がなくて赤ちゃんをかわいいと思える時間が少ないのも悩みでした。
そのまま数年が経ちました。子供が歩けるようになり、いろんなところへ連れて行ってあげたくて電車に乗ろうとしていた日のことです。急行に乗ろうと思うと、嫌な感じがして動悸がしてきました。小さい子と二人きりなのにパニック起こしてはいけないと思って、少し休んでから各駅停車に乗りました。
なぜか各駅だと気持ちが落ち着いてその日は遠回りをして目的地に着きました。が、各駅に降りていくのでとても時間がかかり、これでは遠出ができないのがとても残念に思っていました。
美容室でパニック症状が出てしまい、治したいと真剣に思うように
私が行きつけの美容室に行った時のことです。その日は調子が良くてパニック症状が起きないだろうと思っていたので薬を飲まないで行った時のことです。シャンプー台を倒してしばらくしたらとても恐怖感に襲われ、腕が硬直したように力が入ってしまいました。
美容師さんに悪いので、「調子が悪い」と言えなくてそのまま何とか我慢して帰りました。が、心底こんなのは嫌だと思いました。何とかしないと遠出もできない、美容室や映画館にも行けない。私はその時必死に検索をして見つけたおかべさんを訪ねました。
極度の人みしりなのですが先生が朗らかで話が弾みました
私はどれだけダメな奴なのか?とこれを書きながら突っ込みをいれるぐらいなのですが、ひどい人見知りで実はおかべさんに行くのも緊張していました。ですが、先生がとてもフレンドリーで話しやすくて、もしかして生まれて初めて初対面の人と話が弾んだかもしれません。
子供のことや、パニック障害のこと、夫とのこと。たくさん話しながらあっと言う間に整体の時間が過ぎていきました。心地よい整体でした。帰り道、腕の痛みやしびれが渋滞してもでることがなくて、すごくうれしい気持ちになりました。
次の目標は映画館に行くこと
先生の整体を受けてからは、ずっと調子が良くて急な不安感に襲われること、硬直してしまうことが格段に減りました。パニック障害が出るときは、先生に教わった呼吸法や動作をすることでかなり短期間で乗り切ることができるようになりました。
そして先日、とうとう急行に乗れました!何年ぶりでしょうか?調布に急行で行けました!
そして今は、娘と映画館に行きたいと思っています。あんぱんまんやどらえもんの映画をゆったりとした気持ちで二人で観たい。多分、できると思っています。先生がいつも励ましてくれるので心強く、勇気づけられています。