【幸せになる心理学】震災で家族を亡くした人を支えた言葉
こんにちは、これから仕事になりますがとても良い話をカウンセラーに伺ったので是非ご紹介したいと思っています。私が勉強をさせてもらっているカウンセラーは東北の方で震災に遭ったご友人のお話をしてくれました。
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手は鬼、目は臆病ってどんな意味なの?
奥さんや子供さんを失ったパパさんがカウンセラーのクライアント様だったそうで、当時こうおっしゃっていたそうです。
「あまりにも悲しすぎて悲しみに向き合うと気が狂いそうでした。だからこそ、がむしゃらに働きましたし同じ被災者の人に対してボランティアをしていました。
手を鬼のように動かさないと、悲しみを吹っ切れない。考えているだけ、見ているだけじゃあ臆病になるだけ。とにかく動け、働くと自然と悲しみが吹っ切れるから」
「手は鬼、目は臆病」は鬼のように手を動かせ!ただ座っているだけでは気持ちが萎縮してしまうということなのです。
おかべ流に意訳して、やるしかない!としています。
おかべ
まず動くことで脳と気持ちに変化が現れる理由
動けば安心と自信がついてきます。やる気が出るまで待つというのは順番が逆なんですね
おかべ
手足の80パーセント以上は脳の神経とつながっていると言われています。「手は突き出た脳」と言う言葉はまさに真実なんですね。まず行動をすると脳が活性化し、気持ちも上がってくると言う順番です。行動が先、なんです。
先の話にもどりますが、「手は鬼、目は臆病」はまさしく科学的に正しいことを言っているのだと感じます。
妻と子供を震災で亡くした男性の現在は
カウンセラーに後日、奥様とお子さんを亡くした男性は今どうなっているのかを伺いました。彼は現在、仕事をしながらやはり震災で心の傷を負った人たちの傾聴ボランティアをしているそうです。
震災後1年ほどは全く涙が流れなかったと男性がぽつり漏らしたそうです。悲しすぎると心も体も凍ってしまうのだと実感したそうです。
涙が流れると言うのは心も動き出した証拠なのかもしれませんね。