起立性調整障害と自律神経失調症の違いと4つの対処方法
こんにちは、さすがに寒くなってきましたね。最近は、変更やキャンセルが多くて流れが変わってきている感じがします。コロナで当院もいろんな変化がありました。出会いや別れ。本当に多くのことがあった一年です。今年もあとわずか。健やかな体と心で過ごせるようにスタッフみんなで頑張っていきます。
今日は息子の修学旅行の日です。これから送り出してきます。さて本題に入ります。今日は最近、問い合わせの多い起立性調節障害についてです。起立性調節障害とは何か?そして自律神経失調症とは違いがあるのか?そして自分でできることは何か?を書いています。
お子さんが起立性調節障害かもしれないと悩んでいる保護者の方、起立性調節障害になった本人の人に特に読んでほしいと思っています。
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起立性調節障害ってなに?
起立性調節障害は自律神経の働きが悪くなったのが原因で起こります。起き上がったときに脳の血流が極端に下がってしまう。そのため、朝起きられない、だるくて不安定、無気力、食欲不振などがあります。午前中は元気が出ないのですが、午後からは体調が良くなることが多いのです。夜は元気になるので周囲は「さぼっている」「怠けている」と感じることがあるかもしれません。
起立性調節障害は自律神経失調症のひとつです。未成年者の自律神経失調症の症状に対して起立性調節障害と呼ばれています。この症状は適切な治療をすると8割程度が成人する前には良くなると言われています。
自律神経失調症と起立性調節障害の違い
自律神経失調症と起立性調節障害はほとんど同じものです。簡単に言うと中高生の自律神経が乱れた症状を起立性調節障害と言っています。大人の場合は自律神経失調症と言われます。ただ未成年者の場合は、新学期や新しい環境が一年ごとにめぐってきますので、もしかしたらお子さんのほうが自律神経が乱れやすい環境にあるのかもしれませんね。
また、この時期は第二次性徴期とも重なります。急激に男子は身長が伸びたり、女子は生理が始まったり体が急激に変化していく時期です。もちろん自律神経にもこの急激な変化が影響を及ぼします。新しいクラスでのストレスやなじめない環境に適応しないといけない上に体の変化が加わるのですから、子供たちは私たち大人が思う以上に大変な状況にあります。
言い方を変えれば、どんな子供も自律神経が乱れて体調が悪くなる可能性があるのかもしれません。また現在、コロナが落ち着いてきても学校はゼロリスクを求めますので、クラスでの黙食を勧めています。せっかくのコミュニケーションの場が失われてしまいますし、マスクも一年中暑い時期でも外すことができません。行事も縮小か全く行わない学校もあります。十代しかできないことがどんどん奪われていき、友達と仲良くなるきっかけを失っています。
ちょっとシャイだったりする子はきつい状況が続いていますね。気を使いすぎてしまう子供さんは、もっと気を使って疲れてしまい体調が不安定になりやすい時代の流れになっています。これは本人の頑張りだけではどうしようもありません。周囲の大人ができることは何でしょうか?
起立性調節障害の4つの改善方法
当院ではこんなことをアドバイスしています。整体以外でもできる血流のコントロール方法です。
①水分2L、塩分10gを目安に摂る
起立性調節障害の子どもは、血流が非常に悪くなっています。しっかり血液循環させてあげたいので水分と塩分をしっかりと摂りましょう。目安としては、食事以外に2Lの水分と、食事を通して10gの塩分です。ただ二リットル一気飲みするのではありません。急激に水分を取るとおしっこで水が流れてしまいますので、一時間にコップ一杯の量を飲めば十分。
また塩分について。大体おいしいなと感じる味付けであれば一日に7グラム程度の塩を摂取できていると言われています。だた、生活が不規則になり三食食べていない状況にあるとするなら、塩をほんのすこしなめてみるだとか塩飴を補助的になめたりしてみることをすすめます。
②日中はできる限りゴロゴロしないで
つらいかもしれないですが、できる限り日中は体を横にしないようにしましょう。起立性調節障害には下半身の筋肉をつけることがとても大切なのです。ふくらはぎはポンプ作用を担っています。心臓から送られてきた血液をまた戻していくポンプです。そのポンプを衰えさせないように、寝っ転がり続けることを避けてできる限り動いてほしいです。
またゴロゴロしていると、さらに起立しづらくなるという悪循環を生みます。どうしても辛い人はせめて体を起こしてほしいです。頭の位置を心臓よりも高くし、自律神経が血液をしっかりと巡らせる働きを忘れないようにする手助けをする必要があります。
③立つときはゆっくりと 長時間立つことは無理をせずに
起立性調節障害の子どもは立ち上がるときに血流量の調節をすることが苦手です。ゆっくり立ち上がり、うつむきながらゆっくりと最後に頭を起こしましょう。長時間同じ姿勢で立つのも注意です。下半身に血液がたまり、頭の血液量が足りなくなります。どうしても立っている必要があるときには、足を動かしたり、クロスさせたり、つま先立ちを繰り返しましょう。下半身にたまっていた血液を下半身特にふくらはぎを動かすことで心臓や脳に押し返すことができますよ。
④ストレスコントロールをする
これは周囲の助けが非常に重要になります。起立性調節障害は自律神経が大きくかかわる症状です。自律神経系は心や心理的影響が関わってきますので、ストレス大敵なんです。
症状も辛いけれどそれ以上に学校にいけないことに子供たちは苦しんでいます。また保護者の方も何が悪かったのかわからずに、自分を責めてしまう。ひどい時は家族の仲が悪くなってしまうことさえもあります。誰も悪くありません。エネルギーを改善する方向へ向けていきましょう。
「午後からなら学校へ行けそうだ、部活なら出れそうだ、遊びならできそうだ」こんな症状は起立性調節障害にはよくある症状なのです。さぼりなのか?とつい怒鳴りたくなる気持ちがあると思います。とてもお辛いとは思いますが決してこれは怠けているわけではありません。
症状があったとしても、孤独にならないようにできるだけ午後から学校に行くなどしてほしいです。また保護者の方も家族だけで抱え込まず、学校や周囲に助けを積極的に求めることも非常に大切なことです。
整体院おかべがあなたにできること
これを読んでいるあなた。起立性調節障害で苦しむご本人、もしくは保護者の方かもしれませんね。あなた方の辛いお気持ちわかります。もし薬を飲んでもいまいちよくならないと感じていたらぜひこの記事を参考にしてくださいね。
整体院おかべができることは自律神経失調症を正常な働きにすることです。骨格や筋肉の歪みを取り、血流の流れを正常に戻していきます。そうすることで大腸などの内臓機能が向上していきます。下半身に流れ込み、脳や心臓への血流量がかなり増えますので、立ち眩みやふらつき感はかなりの方が楽になっています。
また、腸の動きを向上させるための内臓調整を積極的に行っています。大腸は非常に脳に影響を与える臓器です。腸の動きが悪いと精神的な落ち込みや不安感・イライラが募ります。もちろん食生活も重要です。当院の整体師は腸内環境をよくするための知識が非常に豊富です。食生活や運動で腸内環境を整えていく知識を惜しみなくお伝えしサポートしています。
私たちは単なる整体師ではありません。あなたが健康を取り戻し、体も気持ちも安定した幸せな状態になるための伴走者でありたいと思い続け、様々な悩みや症状に真剣に向き合っています。