軽度発達障害の息子がナイアシンアミドを飲んでみた結果2
前回の続きです。
軽度発達障害と小学校三年生の時に診断された息子。療育センターに行く時間や手間を省き自分で症状を良くして見せると誓った私。そしてこれを機に、お世辞にも仲が良いと言えない私たちの関係が少しでもよくなればとも思っていました。色々調べたり患者さんからの紹介もあり藤川療法にたどり着きました。
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藤川徳美先生の本を読んで実践してみる
この本に書かれているままにサプリメントとプロテインを取り入れています。基本は糖質制限とプロテイン。私は息子の偏食に頭を悩ませています。好きなのはごはんなのです。白いご飯に卵かけだけしか食べないなどは日常茶飯事。せっかく作った食事に一切手をつけてくれなかったことが過去多々あり、自分が否定されているようでこの子に向き合うことが非常につらかった。ですが将来のために彼と距離ばかりとっていられない状況になってきました。
否定されるのを覚悟して、次男にサプリメントとプロテインの必要性を話すことにしました。なかなか暗記ができないことはもしかして貧血や食事が関係しているかもしれないと。食事療法しかもう私はあなたに対してやってあげれることができないことなど。
話を聞いているときは、ぶすっとしているように見えてしまい辛くなってきました。この子を育ててからずっとこうです。辛いのです。自分が受け入れてもらえず否定されているように感じてしまう。癇癪がひどかった。寝ずに泣いていた。偏食がひどくてせっかく作っても肘でお皿をよけられる。話しても話が通じないこと。心が通じないこと。でもその感情に蓋をして母として彼に向き合う最後の機会だと腹をくくって話しました。
母親が貧血だと子供も貧血に
藤川先生の本を詳しくは読んでほしいのですが、母親が貧血であると生まれてくる子供も貧血であるそうです。鉄が足りていないとイライラや癇癪集中力のなさが際立ってきます。特に男の子は女の子に比べ鉄不足の症状が表立って出てきやすいと書いてありました。私も実の母も貧血です。産後はいらいらして本当に大変だったのは鉄が原因だったのだと納得しました。あの時、藤川先生の本に出合っていれば息子との仲も変わっていただろうな。
サプリメントを吸収するための土壌が糖質制限とプロテインです。息子は糖質が大好きです。食べるものはおかしやパンだけということも多々あります。プロテインの必要性を息子に説くとお菓子だけ食べる生活を改めると言ってくれました。糖質を禁止するわけではないのです。制限をするだけなのです。それもできないぐらい甘いものが欲しいのはプロテインが足りていない証拠です。プロテインを飲んだ人はわかると思いますが、とてもおなかがいっぱいになり満ち足りた気持ちになります。お菓子が食べたいと感じなくなるはずなのです。
言葉が滑らかに出てくる感じがする
プロテインは嫌がりながらも出されたら必ず飲むように頑張っていた息子。まずいまずいと言いながら飲んでいました。いろんなプロテインを探してザパスのものが一番口に合うようです。また、普段の食事の中でもしっかりとプロテインを取れるようにお肉の量を増やしました。お弁当は必ず卵と肉が多めに入っています。体重と同じかそれ以上のグラム数のたんぱく質を摂取するように努めました。
サプリメントはビタミンやナイアシンアミドなどを藤川先生の本のままに取り入れています。そんなことを続けて一か月ほど経ったときでしょうか。珍しく息子が話しかけてきました。最近、もの覚えが良くなってきたことや言葉が頭から取り出しやすくなってきたことなど。以前はなかなか言葉が出てこなくて説明するのに一苦労だったのが楽になってきたらしいのです。年齢が若いほど結果が早く出るのでもしかして・・?愚かな母は期待してしまいますね。
飲み続けて現在は4か月ほどになります。以前にくらべご飯だけ食べるということはなくなりました。以前よりも暗記ができるようになってきたらしく成績も少し上がってきています。もちろん物忘れは多いですが、それでも以前よりはましな感じがあります。私の家に彼がいる限りは食事療法を続けていきます。
産後うつだった私
本を読んでから自分は産後うつだったのかもしれないと思うようになりました。ひどい不安感に襲われていて、今思えばよく赤ちゃんを育てたなと思います。ひどい精神状態でした。得体のしれないいらいらと不安感に襲われて、何かを触ってないと安心できないから髪の毛を異常なほどいじくっていました。いじくりすぎて肩には常に抜け毛がついていて、後頭部が禿げてしまいました。
主人にも子供にも怒り狂っていた時期が3年ほどあります。この姿は実の母親そっくりでした。母もいつも怒っていました。私は八つ当たりの対象でした。母との戦争は40年続きました。だからこそ嫌いな母と同じことをやっている自分に対して嫌悪感や罪悪感がのしかかっていて苦しかった。今この記事を書いていてものど元が苦しくなるぐらいです。でも私は母とは違う人生を歩むし、母親のようなひどい言葉の暴力を私はしない。そのために私もたんぱく質をしっかりとり、鉄などのサプリメントを利用して今後も栄養学や心理学の勉強を続けていきます。息子との歩み寄りは母との決別です。
家族を大切にするためにも改めて食事の重要性を実感させてくれる本に出合えたこと、行動を継続している息子と自分をほめながら楽しくやっていけたらと思っています。