【体験談】HSPの私が会ったとんでもない人
こんにちは、セラピーのための今日の文章を書いています。私は、幼いころから非常に気にしやすい傾向があると思っていました。年の割には大人びた体形と性格で、周囲の心無い大人から「ませている」と言われ、学校の上級生からの無意味な上下関係に苦しんでいた覚えがあります。
いつもいつも明るくふるまっていました。うるさいほどに笑。大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをしていました。だってそうしないと、親から「活気がない」「暗い」「お前は将来失敗する」「やっぱりあんたはダメ」と言われてしまうのが怖くてつらかったのです。異様なほど明るいけれど内心はいつも傷ついている。そんな少女時代を送りそのまま大人になってしまいました。
勉強も部活も必死で頑張っていました。ですがほころびが出たのは高校3年生の秋でした。もう陸上は頑張れない、頑張りたくないと人生初のギブアップをして受験勉強に突入し、浪人を経て大学に入学しました。そこでまた恋愛や就職に躓きながら、現在に至るのですが、あまりにも行動が突飛であまりに繊細な自分がこうやって生きてこられたことが不思議になります。悩むのが好きなの?と言うぐらい悩む人間が今こうやって自営業をしているのですから。
身分を明かせない人の整体はやらないと決めたきっかけ
整体師とカウンセラーは天職です。ですが、大好きな仕事でも時に躓き、いつものごとく傷ついてきました。クレーマーに出会った経験はもう10年近くたちますが今でも思い出すと胸が痛みます。今でも心が癒えない経験です。今日はセラピーとしてその時のことを書かせてくださいね。
初めからおかしいなと感じていました。その人はMさん。初めて来た人にはカルテを書いてもらっています、しかしMさんは、住所欄に一切の情報を書き入れません。今思えば経験不足だったなと思うのですが、そのことを私はスルーしてしまったのです。今なら住所を書かない人はお断りしています。それはこの経験から始まったことです。
整体をスタートさせてから、お子さんがいるとおっしゃったので「どこの保育園に通っているんですか?」と聞いたらぶっきらぼうに「八王子市内」と答えるのです。自分のことを聞かれたくないのだなと思い、話はせずに整体を終わらせました。
何となくその人から嫌な雰囲気がしました。いやな予感が的中しました。「ねえ!この整体院って詐欺なの?」「全然効き目ないんだけど」「うそつき」とまくし立てだしました。あまりの態度の豹変にびっくりして、震えました。その時、私は一生懸命言い返した覚えがあります。怖くて仕方がなかったのですが、一生懸命話をしていた記憶があります。Mさんはとにかくまくし立てて帰ろうとしません。
「Mさん、次の方が来るので帰ってくださますか」と声をかけたら、ぴたっと大人しくなり急に帰りました。態度があまりにも変わるので私は唖然としました。が、この人クレーマーなんだなとその時やっと頭が冷えて感じることができました。自分の身元が少しでもわかることを嫌がる。子供の保育園、住所、他人に見られること、おそらく名前も偽名なのでしょう。そして目的は相手を困らせて傷つけて自分のストレスを解消すること。どうして当院をターゲットにしたのかわかりませんが、不運だったのだとしか言いようがない出来事でした。
もしこれを読んでいる同じ境遇の方がいたら絶対に自分を責めないでほしいです。私は自分の実力がないからそういう人が来てしまうんだ、文句を言われるんだって思っていました。でもそれは絶対に違う。どんな人でも、他人を傷つける権利はないんです。それがお客さんであっても。
特にHSPの人は自分を過剰に責めてしまう傾向にあります。私もそうでした。だから10年も前の出来事を思い出し胸が痛んでします。でも、自分を粗末に扱うことをいい加減やめて、自分も周囲も大切にしたいし癒したい。だから今セラピーとしてドキドキしながら書きました。
もう近年はとても良い患者様ばかりで嫌な思いはしたことがありません。良い人ばかりに恵まれて幸せで毎日が楽しいです。色々な経験を糧としてもっともっと成長したいし、悩んでいる人たちのお役に立ちたいと思っています。